社長BLOG「販促気風」
カップラーメンは本当に3分でできるのか?
3分で何ができるのか?
と言われて思い出すものはいろいろあるが、
私が真っ先に思い浮かぶのはカップラーメンだ。
しかし、その3分というのはお湯が沸いていての話。
ヤカンのお湯が沸くまでには数分かかる。
その前に水はどこからくるのか?
蛇口をひねると簡単に手に入る水。
水源を確保し、水道という道をつくる、
そんな先人達の気の遠くなるような
努力の積み重ねがあってこその水である。
ヤカンも火も同じだ。
さて、ラーメンの方にも目を向けてみよう。
麺の主要成分は小麦粉である。
どこかの畑で誰かが丹精込めて育てたものを刈り取って
また別の誰かがそれを粉に挽いているはずだ。
スープや具のことはいちいち言うまでもない。
さらにその前にカップラーメンは日清食品の創業者、
安藤百福氏の10年の思いと1年間の研究で
ようやく商品化している。
そうやって限りない人々が長い年月をかけて
下準備をしてくれたからこそ
私はお湯を注ぐだけで3分でラーメンが食べられるのだ。
きわめて当たり前の話だが、
何にでも通用する話だ。
あらゆることは奇跡である。
そんなことを思って今日はカップラーメンを食べた。
いつもより美味しく感じたかと言えば
そんなことはなく、いつもの味であった。